派遣が不可となる可能性がある疾患例
下記の疾患をお持ちの方(疾患によっては既往症を含む)は派遣不可とする場合があります。開発途上国での活動中に再発したり、症状が悪化したりする可能性があるためです。あらかじめ主治医とよくご相談のうえご応募ください。
精神科・心療内科疾患
既往歴のある方は環境の変化やストレスによって再発する可能性があります。文化や母国語が違う国での治療は非常に困難です。
高血圧症
未治療やコントロール不良の高血圧症は、合併症を併発する危険があります。
気管支喘息
現在治療中の方や最近発作を起こした方は、環境の変化やストレスなどにより発作を起こしやすくなります。
結核性疾患
現在治療中または治療直後の方は、経過観察が必要です。
痔
現在症状のある方や手術直後の方は、食生活の変化により容易に悪化する可能性があります。
貧血
派遣先にはマラリアなど貧血を悪化させる感染症が流行している地域があります。貧血傾向の方がそのような感染症に罹患すると非常に危険です。特に鉄欠乏性の貧血になりがちな女性は、日ごろの食事などで鉄分の摂取を心掛けることが重要です。
アトピー性皮膚炎
派遣先の気候や生活環境によって皮膚の清潔を保ちにくくなり、症状を悪化させる可能性があります。日常的な保湿による再燃や悪化の予防と、状態に応じたセルフケアが重要です。
整形外科疾患
派遣先の交通事情や生活環境などにより症状が悪化する疾患があります。
婦人科疾患
月経不順をはじめ婦人科疾患で治療中、治癒直後、手術直後の方は、一定期間の経過観察が必要です。また、月経不順や過多月経を治療せず放置した場合、症状が悪化することがあります。
アレルギー
日本にはないアレルギー要因物質と接触して、強いアレルギー症状が突然出ることもあります。アナフィラキシーの既往がある場合、医療事情が日本より悪いため、注意が必要です。
極度の肥満・やせ
肥満は様々な生活習慣病を引き起こす健康の大敵です。また、極度のやせの方は抵抗力が弱いため病気にかかりやすく、また病気になった場合に治療期間が長引く可能性があります。
その他定期検査を要する疾患
定期的な検査や診察が必要な場合、病状によって派遣不可となる場合があります。
歯科治療(虫歯・インプラント・矯正など)の場合を含みます。
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